[medarot a wars] 
第3話 意外なところに潜む、意外な強敵

孝介がレジスタンスに入ってから2日が過ぎた。今のところ何も無いのか連絡は入ってきていない。

クラト「ふぁぁぁ・・・せっかくロボトルできるようになったと思ったにぃぃぃ。 何で連絡1つ来ないんだようぅぅぅ。」

クラトがかなりいじけた様子で孝介に言った。

孝介「いや・・・連絡来ないって事はいいことじゃないか。何にも事件が起きていないんだし。」

クラト「でもロボトルしたぃぃぃ。」

その時一本の電話がかかってきた。クラトは飛びつくようにそれを取った。

クラト「もしもし!!堀川のおっちゃん!?・・・なんだ孝介の爺さんか・・・。んで?何? 分かった。伝えとくよ」

クラトは電話を切ると孝介に電話の内容を伝えた。

クラト「孝介〜お前の爺さんがまた新発明したから来てだってさ。 今度のメダロットは最高傑作じゃ!テストに手伝ってくれ・・・だって」

孝介「・・・また?」

孝介は呆れた。爺さんが最高傑作といったメダロットは何かしら悪いところがあり、 しかも仕様もない機能ばかりだからだ。

孝介「クラト〜いってくるね〜留守番ヨロシク!!」

クラト「あー俺も行くーーー!」

こうして孝介たちは爺さんの家に向かった。そして爺さんの家の前に着いた。

孝介「おーい爺さーーーん」

爺さんの家の呼び出しベルは家の近くにあるマイクに話すだけで家の中に声が聞こえるという優れものなのだ

爺さん「おー孝介ーー鍵は開いておる。さっさと入って来い。」

孝介「あぁ分かった。」

孝介は爺さんの家に入った。すると爺さんの家は今までよりも綺麗に片付いていたのだった。

孝介「どうしたの?こんなに綺麗にしちゃって?」

爺さん「わしは目覚めたのじゃ・・・最高のメダロットを作るには最高の環境が必要なことを・・・ そしてついに完成したのじゃ!わしの究極のメダロット!デスドライブじゃ!」

孝介は悟ったまたロボトルしろ!とか言うんだ・・・と。 でもクラトが戦いたがってたからそのロボトルを受けてあげることにした。

孝介「分かったぜ!爺さん。メダロット転送!」

そう言って孝介はクラトを転送した。

クラト「お!ロボトルか!?しかも爺さん相手か?余裕だな〜」

爺さんはいつも通りクラトの挑発に乗った

爺さん「うぬぬ クラトめ!今まで99戦中99敗・・・100戦目の勝利はワシが飾る!メダロット転送じゃ!」

爺さんもかなり興奮状態で、新型のデスドライブを繰り出した。

爺さん「レフェリーはワシが開発した、ロボトル判定君に任せよう」

それを聞いた孝介は不安そうに言った

孝介「それ・・・昔壊れた奴を治したんでしょ?」

爺さん「ギクッ・・・まぁええじゃろ ロボトルふぁいとーじゃ。」

レフェリー「ロボトルファイト!」

クラト「手加減してやるよ〜〜〜♪爺さ〜ん♪」

クラトは爺さんをさらに挑発した。爺さんはまた挑発に乗った。

爺さん「うぬぬぬ馬鹿にしよって・・・デスドライブ!メダチェンジじゃ。」

デスドライブ「メダチェンジシマス・・・メダチェンジシマス」

そういうとデスドライブの姿がどんどん変わり最後にはレーシングカーのような姿に変わった。

孝介「へぇ・・・爺さんの開発にしてはすごい出来だね・・・まぁいいか。クラト右腕ドレイク」

クラト「マッカセナー♪けちょんけちょんにしてやるぜ〜♪」

クラトは右腕のライフルを撃った。しかし撃ったと思ったころにはデスドライブの姿は消えていた。

爺さん「かかったな!デスドライブ!クラトに回避不能のマイナス症状をつけてやれ!

デスドライブ「了解」

そう言ったデスドライブは何か不思議な光線のような物を出した。その光線はクラトに当たった」

クラト「何だこれ〜痛くも痒くも・・・・なんだ・・・これ?体が動かなくなっていく・・・」

爺さん「どうじゃ?わしの開発したメダロットは?今回のは、なかなかやるじゃろ?」

クラト「クソー・・・今まともに使えるのは左腕だけじゃねえかよ・・・」

孝介「おいクラト・・・体が動かないんじゃロボトルできないだろ」

クラト「やだぁーーこんなクソジジィに負けるなんてぇ」

爺さんはクソジジィと言う言葉を聴いて豹変した。

爺さん「・・・誰がクソジジイじゃってーーーー!!!デスドライブ!アイツはもう許さんぞ!ドライブBハンマー」

デスドライブ「了解」

そう言ってデスドライブは物凄いスピードでクラトに突撃した。

クラト「うわぁぁぁ来るなぁぁあ」

デスドライブはクラトに突っ込んだ。クラトは中に舞った。

クラト「グアァァァァ・・・イッテェェェェェ!!」

クラトは悲鳴を上げた。しかし爺さんは手を緩めることなく言った

爺さん「デスドライブ そこでUターン。そしてウイリーして再びドライブBハンマー」

デスドライブ「ハイ マスター」

デスドライブはあまりにも速いスピードだったのでドリフトし、Uターンした。そしてデスドライブは車体を起こして再びクラトに突撃した。

ドッガーーーン 中に舞っていた状態のクラトは弾き飛ばされ壁にたたきつけられた。

クラト「グハァ・・・アァァァウウウゥゥ! イテェェェェ!!」

クラトのパーツはボロボロだった。自分の唯一動く左腕は壊れていないが、脚部、右腕は既に破壊されているのだ。

それを見かねた孝介は言った。

孝介「クラト・・・やめよう・・・今回は爺さんの勝ちだよ」

傷だらけで今にも倒れそうなクラトが言った。

クラト「いや・・・マダだ・・・マダ左も使えるし頭パーツだって回数が0なわけじゃない・・・。」

孝介「ダメだって・・・・お前アイツのスピード分かってるだろ?」

クラトは孝介が自分のことを心配する気持ちは痛いほどわかった。しかしクラトの目は変わらなかった。

クラト「・・・俺に任せてくれないか?勝てる方法が一つだけあるんだ・・・。」

孝介は驚いた。クラトが自分に物事を頼むということは滅多にないからだ。

孝介「・・・・お前がそこまで言うのなら・・・・分かった。やってみろよ。」

クラト「あぁ!分かった任せておきな!」
第3話 完 
TOPへもどる