クラト「さて・・・爺さん!そいつにもやっぱり弱点があるんだろ?」
爺さん「ワシが作ったデスドライブに弱点はなーーい。」
爺さんは自信満々な様子で答えた。クラトが冷静に言った
クラト「ふーん・・・そうだといいけどな!♪」
爺さん「お主!!何だそのなめきった態度は!」
爺さんは再び腹を立てた。しかし気づいた。
爺さん「なにを言うかと思えば・・・そんなことか。
確かに変形後は殴るハンマー 残りは 敵影感知 ブースターの装備パーツだけだ。
だがお主のまともに使えるのは左腕だけじゃないか。左腕は狙い撃ち行動・・・
お主はそれを使えば回避できないのだぞ。」
クラト「んな事分かってらぁ!! さぁ勝負を続けようじゃないか! 絶対お前に勝って見せるからな!」
爺さん「良かろう・・・だがそれは・・・出来ればの話じゃ!行くぞデスドライブ!
あいつに生意気な口を叩けなくしてやれ!。ドライブBハンマー」
デスドライブが再びクラトに向かって再び突っ込んできた。
ガゴン 鈍い音がした。そしてクラトは再び空中に吹っ飛ばされた。
クラト「いってぇえええええ!さすがに頭で防御はきついぜ・・・」
爺さん「何!アイツ頭で防御したじゃと!・・・上等じゃ。
行くぞ!デスドライブUターン、ウイリーして空中のクラトを叩き落せ! 再びドライブBハンマー」
クラト(チャンスはこれ一回だけ・・・)
デスドライブが空中のクラト目掛けてウイリー状態でつっこんでくる。クラトはタイミングを計っている。
そしてデスドライブがクラトの15m手前まで来たときクラトが叫んだ
クラト「今だ!喰らいやがれぇぇぇぇぇぇ ガトリング乱射ぁぁぁ!」
爺さん「血迷ったか・・・デスドライブ奴の攻撃は無視してそのまま突っ込め!」
クラトのガトリングは全て後ろの左タイヤに命中した。その時だった。
パーーーーーーン!!何かが破裂した音がした。デスドライブはその拍子にバランスを崩した。
爺さん「おいどうした!デスドライブ!止まれ止まるのじゃ」
デスドライブ「制御不能 制御不能 マスター危険ですのでお逃げください。」
そうあの破裂の音はタイヤがパンクしたのだ。そしてデスドライブは壁にぶつかり自分を吹っ飛んでしまった。
そのころちょうどクラトは地面に落ちた。
クラト「痛たたた・・・だがこの瞬間を待っていたんだぜ。少し計算違があったけど飛行以外の
メダロットは空中で身動きが取れない。そう・・それがお前の唯一の弱点だ!
さーて今までの仕返しだ!ガトリング発射ぁ!」
スガガガガガガガガガ クラトのガトリングはデスドライブの重い装甲をぶち破った。
爺さんのメダロッチから音が聞こえてきた。
ピピピピピ・・・デスドライブ ダメージ200%により機能停止。
ティンペットに異常事態発生 エラー56のティンペット破損の疑いがあります。修理してお使いください。
それを聞いた孝介はクラトを叱りつけた。
孝介「おい!ロボトルに勝てとは言ったけどティンペットを壊せとは一言も言ってないぞ!!」
クラト「仕方ねえじゃねえかよ!このパーツの制御装置ゆるいんだよ!
ダメージ喰らいまくると外れるってどういうことだよ!!!」
孝介は返す言葉がなくなってしまった。
孝介「いい機会だから制御装置閉めてもらおうか?」
クラト「そうだな」
孝介「爺さん・・・クラトの制御装置、しっかり閉めてくれない?」
爺さんはためらった・・・そして言った。
爺さん「実はのぅ・・・クラトに制御装置はもともと付いておらんのじゃ わしが寝ぼけて作ったのかどうか
知らんが制御装置をはめていなかったのじゃよ。ほっほっほ」
その言葉をきいてクラトがキレた。
クラト「ふざけんなよ クソジジイ!!何がほっほっほだよ!笑ってる暇があったらとっとと取り付けろ!!」
爺さんが逆切れした
爺さん「ワシはマダ65歳じゃ!生まれてから一回もクソなんか踏んだことないわい!ぷんぷんじゃ!」
クラト「ぷんぷんじゃねぇよ。老いぼれクソジジイが!ぷんぷんしてる暇があったら早く取り付けろっての!!」
爺さん「だってクラトの設計図、怖そうなおじちゃんが盗んで言っちゃったのぉ・・・ぐすん」
それを聞いた孝介とクラトは顔を見合わせ話始めた。
孝介「なぁなぁクラト怖そうなおじちゃんって・・・南とか西とかの勢力って事・・・考えられるよね。」
クラト「あぁ・・・なんかやばいんじゃねぇ?俺のパーツ制御装置付いてないんだよな。
まぁパーツの制御装置付いていないだけでメダルのリミッターはついてるけど・・・」
孝介「リミッター外れた状態でクラトのパーツ使ったらどうなる?」
クラト「たたたたた・・・大変だぁ!超強力破壊兵器みたいなものができちまうぞ!」
そこに爺さんが何かを思い出したように叫んだ
爺さん「あーっと!!エータのパーツも制御装置つけてないんだったのう。」
クラト「おい!エータの設計図は・・・?」
爺さん「そういえばそれも盗まれたのぅ・・・」
クラト「ふざけんなよ!!敵軍に知れ渡っちゃったじゃないかぁ!凶悪メダロットが出来たらどう対処するんだよ!!」
爺さん「大丈夫じゃ!ワシがそれまでに新型のメダロットを作っておくからの。」
クラト「もういいや・・・この爺さん事の重大さを分かっていないぜ・・・行こうぜ孝介!」
孝介「そうだね・・・まぁ新型メダロットは爺さんに任せて俺達は俺達に出来ることをやろう。」
クラト「あぁ・・・そうだな」
爺さんに呆れた二人は爺さんの家から出て行った。
爺さん「ボケるふりするのも大変じゃな・・・さてワシは永井に頼まれているAAG型を作らんと・・・
まぁクラトなら大丈夫じゃろ。わしの傑作メダロットじゃからの〜ほっほっほ」
〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜
さて・・・クラトやエータにパーツの制御装置がなかったからティンペット壊してしまうくらい強いんですね
次回からついに戦争に突入(予定)
初めての戦場での孝介とクラトの戦い。まぁエータはもともと軍事用なので戦闘力高いですがw
その初めての戦場で孝介を狙う黒い影 そいつはなんと・・・・ (終)
第4話 完
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